猫を飼っている人、猫好きの人により身近で長く愛されるデザインを考える中、辿り着いたのがこの「肉球」フォルム。「猫の好きなパーツ」のアンケートをとれば必ず上位にあがる「肉球」。その可愛いらしさ、柔らかさを照明で表現することを目標にモデルづくりが始まりました。

「パウ」は、製品ひとつひとつがハンドメイドであることも大きな特徴。手掛けるのは青森県五所川原市の「ねぷた師」たちです。今回お届けする肉球ランプ「パウ」は、灯籠作りの職人「ねぷた師」たちにとってはまさにうってつけの仕事。型どりから着色まで熟練の職人が一つ一つ丁寧に手作業で仕上げていきます。

FRPとは、繊維強化プラスチック（Fiber Reinforced Plastics）の略称。名前を聞いてピンとくる方は少ないかもしれませんが、耐水・耐候性にすぐれ、強度があることからお風呂の浴槽などにも使われている、実は身近な素材なのです。私たちは形状を自由に造形できるこのFRPの特性を生かし、テーマパーク等の特殊造形を手掛けてきました。このFRP造形の技術を使って製作される「パウ」の肉球カバーは、軽くて丈夫であることはもちろん、含浸されたグラスファイバーが和紙のような風合いを作り、既製品のプラスチックにはない独特の味わいを出しています。